変形性股関節症

股関節の変形には大きく分けて2つあります。

ひとつは先天性のもので、DDH(先天性股関節脱臼)や臼蓋形成不全など生まれながらにして、股関節の関節面の整合性が悪いもの。

もうひとつは後天的なもので、不良姿勢や不良歩行によって軟骨などの摩耗が起きて変形が進んでいく変形性股関節症と言われるものです。

どちらの場合も圧倒的に女性の方が多いのですが、これは元々、女性の方が骨盤の受け皿の形状が浅く、関節面が狭いことに影響しているとされています。

原因は何なの?

先天的なものはある程度は遺伝的な要素も関連があると言われていますが、はっきりしたデータはいまだに明らかになっていません。また後天的なものは重量物を扱う作業や長時間の立ち仕事、肥満などが危険因子と言われていますが、年齢とともに明らかな原因がなくても発症するケースが増えていると言われています。

どんな症状が出るのか?

最初は脚の付け根(ズボンのポケットの位置)の違和感や痛み、動かしにくさを感じることが多いです。また進行すると日常生活にも支障をきたし出し、特に足の爪を切る、階段を登れない、正座できないといったお困りごとが出て来ます。

ひどくならないためにできること

当院でも変形性股関節症の方々の治療を行い、改善されたケースもあります。しかし骨そのものの形を変えることはできませんので、股関節周りの筋肉や足元の調整をしてバランスを整えた結果、痛みが軽減し日常生活に支障がなくなったというものが大半です。

ですので、まずは今、股関節の違和感や痛みでお困りの方は以下の動画をお試しいただき、ご自分で股関節周りの筋肉を緩めてあげて下さい。

試してたけれど、思ったように改善しない場合は足元や反対側の股関節にも原因があるかもしれません、是非とも早めにお近くで全身を診て下さる治療院に受診されることをお勧めしておきます。

最後に

整形外科に勤務していた時代には、変形性股関節症でお困りの患者さんが手術を受けられたのをたくさんみてきました。ほとんどの場合THAと呼ばれる人工骨頭に付け替える手術となるのですが、事前の検査は二次元(平面)で行うのに、実際に切って開いたら三次元(立体)というギャップにドクターの腕が良くてもなかなか難しいものになってしまっていました。

手術自体は成功して痛みがなくなっても自転車はNG、車の乗り降りもズボンを引っ張ってしないといけない、転倒するたびにはずれる…といったリスクを抱えながら生活していかなくてはならなくなります。人工骨頭をハメ直したこともありましたが、本当に痛そうでした…

また右側の股関節を手術したら数年後には左側も…なんてこともよくある例です。一度手術をすると二度と元には戻れないので、本当に手術は最後の最後の選択肢にしていただきたいなと強く思います。

(決して手術や医師、医術を否定している訳ではありませんので、誤解のないようにお願いします。)


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