院長プロフィール

松本 一郎 (まつもと いちろう)
- 奈良県生駒市出身
- 1981年10月9日 O型
- 私立桃山学院高等学校 卒業
- 西日本柔道整復専門学校 卒業
- 中尾ヘルシー鍼灸整骨院 勤務
- 浅野整形外科 勤務
- 東井医院 勤務
特技:DIY、家庭菜園、ミシン
好きなモノ:チョコレート、コーヒー、鶏料理、海
現在までのストーリー
外遊びが大好きな幼少期
小さい時から走ったり、木登りしたりするのが大好きでした。
体を動かして遊ぶ中で、同じ年の友達相手だと走っても投げても勝ってしまうようになり、次第に年上の友達にも勝ちたいと思い、懸垂や重いものを持ちあげてトレーニングの真似事までしていました。
母親の腰痛に疑問を感じた学生時代
自分は毎日走って、飛んで、自転車に乗ってこけても腰が痛くならないのに、どうして母親は、ヨガもしているのに腰が痛いのか当時は不思議で仕方ありませんでした。
高校ではラグビーに打ち込んだ三年間を過ごさせてもらいましたが、思ったような成績は出せず、大学受験もうまくいかず。敗北感と上には上がいることをに絶望したまま、何となくやりたいこともないままご縁のあったサプリメントの会社に就職しました。
その会社で整骨院や鍼灸院に営業を回るようになり、昔に母親が治療院で腰が良くなったことを思い出しました。個人的な興味から治療についてのお話しも伺いながら営業職を楽しくしながら働いていました。
何度も考えた結果、会社員を辞めて「治療家」という道を歩いてみようと決めました。
質より量で教えて頂いた修業時代
昼休みもスタッフ全員でお弁当をササっと食べ終え、すぐに練習。
診療後も治療の練習や小テストの時間があり、部活の合宿のような雰囲気の中、徹底的に院長先生からマッサージや知識を教えてもらいました。
少しずつ患者さんから「ありがとう。ラクになったよ」と言ってもらえる回数も増えて、その場ですぐに直接感謝してもらえるこの仕事は、以前の営業職にはなかった感覚で魅力を感じるようになっていました。
何とか糸口を見つけようともがいた日々
毎日、同じ顔触れの患者さんを見ながら同じ事しかできない中で、葛藤を抱えながらも、何もできない自分が不甲斐ないと感じながら治療をさせてもらっていました。
目の前の患者さんが少しでも良くなるようなヒントを探して、先輩の治療を見て盗んだり、空き時間に参考書を読んだりして沸々とした日々を過ごしていました。
患者さんに寄り添うための知識不足を知る
やはり西洋医学(病院)と東洋医学(鍼灸整骨院)の両方を知った上で、最適な方法を提案できなければ、患者さんの悩みに本当に寄り添うことができないなぁと、この時に強く感じました。
整形外科と専門学校での猛勉強
しかし、いざ勤めると現場では本格的な医学用語だけでなく、さまざまな知識が必要とされました。
毎回ドクターから渡されるカルテはドイツ語も書かれていますし、血液の数値や聞いたこともないような病気の名前など未知がたくさん。基礎的な知識が最低限あることが現場では求められました。
またこの整形外科時代は、早朝にバイトに行ってから整形外科に移動して、お昼に抜けて専門学校に通い、整形外科の午後の診察に戻って、帰宅して勉強という毎日でした。
病院でも学校でも言葉や数字を憶えるだけで本当に必死でしたが、なんとか勉強にもついていくことが出来ました。
人生で本当に一番勉強した時期だと思います。
治療難民化してしまった患者さんのために開業
地域の子供達に元気がないことに気が付く
しゃがむことができない子供の多さに気付く
教育機関と連携し体幹と姿勢に対する取り組みを行う
地域の小学校の姿勢改善に寄与
離れていく患者さんを目の当たりにする
患者さんの心と体の繋がりを勉強するようになった
今後も鍛錬を積み重ねる
長い文章で、ここまでお読みいただいた方も少ないかと思いますので、そろそろ締めていきます。
早いもので生まれ育った地元で「はぎの台整骨院」を開院して14年以上が経ちました。
患者さんのやりたいことをお手伝いできて、目の前で喜んでいただけるこのお仕事は今も変わらず大好きです。
これからもさまざまな分野の勉強を続けながら、患者さんに本当の意味で寄り添うことができるように研鑽を続けていこうと考えています。
当院の治療を通じて、ひとりでも多くの方が「動けるカラダ」になっていただき、やりたいことを思いっきりできるように全力でサポートさせていただきます。
(柔道整復師 松本一郎監修)
「ひとにやさしく」
最後に僕を医療人としてやさしく導いてくださった恩人ドクターの言葉を紹介させてください。
この先生の所で勤めていた4年あまりの間、指示をいただくたびに「やさしく」という言葉を毎回のように言われて育ててもらいました。
普段は寡黙な先生が、僕とふたりになった時にポロっとその真意を話してくださったことを未だに鮮明に憶えています。
医療の根本って、ひとにやさしくする事やと思ってるの
病院に来られている方は、他人には考えもできないような不安やストレスを持ってはるんよ。
(それを解決するために)さまざまな方法があるけれど、まずは自分が幸せであって、余裕がないとさ、やさしく施しなんてできるはずがないのよ。私は医療人って何よりやさしさが大切だと思うの。
未だにこの言葉があったから院が存続できて、治療の勉強を続けられていますし、何かあるごとに「やさしさ」の大切さをいまだに痛感しています。
体が痛いことで起こる不機嫌や衝突も、動けるようになれば余裕ができて笑顔で対応できるようになる。こんなことも「やさしさ」に繋がっていくんだと感じるようになりました。
当時から先生は、言うだけでなく、ご自分が一番実践されていて強く美しい姿は、今でも最高のお手本であり、目標でありつづけています。
当院のコンセプトである「動けるカラダ」でひとつでも多くの「やさしさ」が増えることを願っています。
はぎの台整骨院 院長 柔道整復師
