こんにちは。
奈良県生駒市にあります「はぎの台整骨院」松本です。
最近は、ご予約の患者さんから「子供がインフルエンザでして、万が一うつしたらダメなので予約の変更をお願いしたいのですが」といった連絡をチラホラいただいております。みなさまお気遣いくださり、ありがとうございます。
聞けば近隣の小学校も学級閉鎖が出ているそうで、インフルエンザが全国的にも流行しつつあるようですね。ですので、今日はインフルエンザの正しい予防法をご紹介したいと思います。
ウィルスの特性
インフルエンザはウィルスの一種です。
実はどんな季節であってもウィルスは空気中や体の表面に存在しています。ただし湿度が低く、気温が高くない時期の方がウィルスにとっては生存しやすい環境となり、人間にとっては免疫機能が低下しやすいという関係性があります。
そのため冬場に流行してしまうケースが多いのです。
ウィルスというのは自分だけでは生きていけずに宿主と呼ばれる、依存先が必要不可欠となります。つまりウィルスは人の体に入り込んで、人の栄養を自分が吸収してしか生き永らえることが出来ないという性質があります。

感染経路は主に2つ
感染経路には接触感染、飛沫感染、空気感染の3つがあります。
このうちインフルエンザウィルスに関しては「空気感染」はほとんど考えられないとされています。比較的大きく重いウィルスなので空気中を漂っている時間が短いとされています。締め切った部屋で湿度が低く、気温も低いお部屋の中で、口からウィルスを直接吸い込んだ場合というレアケース以外では空気感染は起きないとされています。ですので、空気感染を除いた飛沫と接触による感染を防ぐ事がカギとなります。
接触感染…主に手についたウィルスが目や口の粘膜に付着して起こる
飛沫感染…(しゃみなどによって飛んだ体液が直接付着して感染するもの
この2つのルートを徹底的に遮断していく方法を以下に紹介していきます。きとんと実践する事ができれば高確率な感染予防が期待できます。
手洗いうがいに一工夫
感染予防の大本命は「手洗いうがい」であることはもはや常識であり、徹底せずして感染予防とはいえません。
手洗いは石鹸をつけて爪の間まで流水で洗い流し、うがいも15秒以上喉の奥まで届くように行いましょう。これだけでかなりの接触感染が防がれます。
ただし実は顔にも相当数のウィルスが付着しているので、併せて顔も洗うことで感染率が半減したという研究結果があります。
女性の場合だとメイクの都合があるので、たびたび行うことは難しいかもしれませんが、帰宅時にはぜひ励行したいポイントとなります。
当院では患者さんごとに私は手洗いうがいをしております。また使用ごとにシーツの消毒とコロコロを励行しておりますのでご安心ください。

喉を温める
実はあまり知られていないのですが喉にもウィルスを止める関所のような働き(免疫機能)があります。この関所の働きが活発になるのは体温と同じくらいの温度が保てている時です。逆に体温よりも低い状態が続くと関所の機能が低下してウィルスを通しやすくなってしまいます。
この温度低下を防ぐ手立てとしてマフラーやストール、ハイネックの着用が効果的です。喉の温度が1℃下がるだけで免疫機能が30%も低下するというデータもあります。
首周りに衣服をつけることで喉を温める効果もありますが、同時に首を通る太い血管を温めることで体温低下にもつながるので結果的に免疫機能を維持する効果が期待できます。

部屋の湿度を管理する
家や会社で滞在する時間の長いお部屋の湿度は一度チェックしてみましょう。
冒頭のウィルスの特性でも書いた通り、湿度の低い環境ではウィルスは活性化してしまいます。逆に湿度が低い環境では、人間の免疫機能は弱まることが報告されています。
このウィルスが強くて免疫が弱いという感染しやすい環境ではなくなる湿度に管理をすることが大切となります。その指標として湿度は40から60%が最適とされています。
湿度が40%未満ではウィルスは6時間以上生存できるそうですが、湿度が40から60%であれば30分以内にウィルスは元気がなくなり感染できなくそうです。またその湿度の範囲内では、人体の免疫機能も正常に働くとされています。
部屋に一つ湿度計を置いてこまめにチェックしておくのがおすすめです。また加湿の方法としては加湿機があれば理想ですが、寝室など加湿器をおく余裕がない場合は濡れた洗濯物を干すといった代替え策でもいいと思います。
当院ではDysonの空気清浄機と加湿機能付きサーキュレーターで院内環境を徹底整備しておりますので、ご安心ください。

発酵食品を摂ること
そして食べ物に関しては根菜類で体温を上げるのと、発酵食品が有効とされています。
ヨーグルト、納豆、味噌などの発酵食品を一品プラスして摂りましょう。免疫機能の本丸を司る免疫細胞の約7割は腸内に存在します。発酵食品は腸内環境を整えて免疫機能を保つはたらきが期待できます。
納豆とヨーグルトを摂った人と摂らなかった人では感染率に30%もの差がついたという報告もありますので、是非とも無理のない範囲でいいので、今の食生活にプラスして「発酵食品」を取り入れてみてください。
私も毎晩、ヨーグルトを摂っておりますが翌朝の便通、スッキリ感含めて元気に過ごせております。

換気は1時間に1回5分
寒くなると暖房をつけた部屋にいたくなりますが、空気の循環がない環境は感染予防の観点からすると、あまりいい環境とは言えません。1時間に1回5分を目安に窓を開けるなどして外気を取り込みましょう。
冒頭にもお伝えした通り空気感染はほとんど考えられないのですが、締め切った部屋という条件では空気感染の可能性もゼロではありません。
しかし換気を行うことで、空気感染というルートを完全に断つ事ができます。換気することで空気感染も寄せ付けなくなり、感染予防をかなり高確率なものにできます。
換気法としては窓がなければドアを開けるだけでも構いませんが、最も有効な方法は対角線上の開放口を開けることです。たった5分でも空気の流れができて、効率の良い換気ができるとされています。
当院では1時間ごとに出入り口を開けて、院の奥にある換気扇とサーキュレーターを回して換気を励行しております。
ちなみに換気の際に気になる「室温の低下」ですが、5分の換気で1から2℃下がります。
ただし暖房を付け続けていれば、約5分で元の室温に戻るというデータも報告されています。寒がりの人も5分だけ我慢してもらって、積極的に換気していただければと思います。

鼻呼吸を意識する
最後に習慣的なものなので、変えるのはかなり手間暇がかかって難しいのですが「鼻呼吸」ができると感染予防にかなり大きな効果があります。
鼻には鼻毛や粘膜といったウィルスキャッチャーがあります。しかしながら口呼吸をしてしまうと、これらの機能をすり抜けたウィルスを直接喉が対処をしないといけなくなります。結果として喉が乾燥したり、いがらっぽくなったり、咳が治らないといった症状に発展していきます。
もともと備わっている感染予防機能を駆使できるように鼻呼吸を是非とも身につけましょう。
トレーニング方法としては、寝る前などのリラックスできる環境で目を瞑って口を閉じたまま鼻から吸って吐くを10回程度繰り返してください。その10回を習慣にしてもらえればOKです。
やり始めただけでもリラックス効果がありますし、免疫機能の回復だけでなく、いびきの軽減や深い入眠のサポートなどたくさんの嬉しい効果があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
すでに知っていることや知らなかったこともあったかと思いますが、大切なのは全部を一気にやるのではなく「継続すること」です。
今の生活リズムの中で無理なく取り入れられるものを選んで続けて行ってください。また睡眠、栄養、運動の三位一体となったバランスの上に、今回紹介した方法を取り入れることで、効果を発揮します。
まずは睡眠、栄養、運動のバランスを少しでも整えてから実践および継続していただくことをおすすめします。
今回の文章がインフルエンザ感染予防の一助になれば幸いです。
はぎの台整骨院
〒630-0224奈良県生駒市萩の台1-2-2
TEL.0743-76-0030 完全予約制
9:00〜19:00(土曜は15:00まで)
水曜・日曜・祝日は休診
駐車場2台あり
*急患および往診応需、講演のご依頼も承ります
HP https://haginodaiseikotsuin.com/
Instagram https://www.instagram.com/makeyourbodymove

