大会救護に行ってきました

こんにちは。

奈良県生駒市にあります「はぎの台整骨院」松本です。

さて先日JBJJF(日本ブラジリアン柔術連盟)主催の大会に救護係として参加させていただきました。

会場は大阪市のASUEアリーナ

大会会場は大阪市にありますASUEアリーナでした。

生駒からは中央線で一本でかつ、駅からも近くてアクセスのいい会場でした。

ネーミングライツで会場名がちょこちょこ変わるのもあるある

救護係の準備

柔術は関節技を取り合う競技なので、骨折や脱臼よりも捻挫と打撲が1番多く起こると想定しました。また組み合う途中での切り傷や擦り傷もある程度は起こると考えて準備して行きました。

準備した救護備品

まずは主に起こるであろう捻挫と打撲で使う氷とラップ。そして最悪の場合である骨折や脱臼に対応できるように包帯とテープにハサミ。あとはカットメンと消毒液を準備しました。前日には久しぶりに専門学校時代の教科書と参考書で骨折と脱臼の手当の復習もして行きました。

ケガは起きずに僕の出番がないに越したことはないのですが、やはり救護係がいることで生じる安心感や信頼感は大会の価値としても大切な役割なので準備は大切です。

大会が始まる瞬間はシーンと静まり返って、厳かな雰囲気でした。

第一試合開始前の沈黙

実際の救護

基本的には応急処置までが仕事なのでRICE処方と呼ばれる処置で対応しました。コレはR EST(安静)I CING(冷却)C OMPRESSION(圧迫)E LEVATION(挙上)の頭文字ととったもので、応急処置の際に必要な考え方と実践が詰め込まれたものです。

不意なバッティングによる打撲を救護しているシーン

皆さんも怪我をされた際は、動かさずに冷やして抑えながら医療機関で診察を受けてくださいね。

1日で約270試合が行われた中で怪我の手当てをしたのは以下の通りです。

捻挫

足関節4件、膝関節1件、肘関節2件

打撲

おでこ、眉毛、鼻各1件ずつ

予想通り氷とラップの出番が多かったですが、骨折や脱臼の疑いがあるような怪我は出なくてよかったです。

怪我をされた方はあくまでも応急処置なので、くれぐれも帰宅後には医療機関を受診してくださいね。

救護係の感想

怪我をしたらまず病院に行くのが当たり前になりつつあると思います。私が整骨院を開院して14年で、実際に怪我をしたてで受診された方は数えるほどで、骨折1件、捻挫したてが2件です。それくらい受傷から時間が経っていない怪我を診るケースは貴重です。

学校で習っただけでは知識であって、技術ではないので今回のような怪我をたくさん診せていただく機会は、普段ではかかない汗をかくことができる成長の場になりました。今回の救護係でまた新たな発見もあり、できる部分とできない部分がよりはっきりと見えました。

経験と技術を上積みしていくことは、個人店が生き残るための必須で唯一の方法だと思います。今後もチャンスを頂けるのであれば、こうした経験を積み重ねて行きたいと思います。


はぎの台整骨院
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