暑さに身体を慣らしましょう

こんにちは。

奈良県生駒市にあります『はぎの台整骨院』の松本です。

さて例年よりも早い梅雨明けに身体も心も悲鳴をあげておられる方も少なくないのではないしょうか?暑さだけでなく湿度も高く、また年々長くなっている「夏」を賢く乗り切るヒントを今日はお伝えできればと思いますので、夏が苦手な方は是非とも最後までお読みください。

熱中症は怖い

夏は何といっても熱中症が怖いですよね…僕が学生だった頃は「水飲むな」「吐いても走れ」のスパルタ、体育会系が当たり前でしたが、今はそういう訳にはいきません。

気温も違えば条件が全く違うので、本当に熱中症には気をつけなくてはいけません。

熱中症のメカニズムを簡単にいうと、気温や体温から生まれる熱をうまく逃せなくなり、その熱で脳が沸騰して気分が悪くなり倒れるのが熱中症です。少し表現が過激かもしれませんが、理解しやすいためにあえてそう表現させてもらいました。

この時にイメージしていただきたいのが卵です。

生卵が一度沸騰してゆで卵になると、二度と生卵には戻ることができません。それと同じく沸騰して壊された脳細胞は二度と元には戻りません。ですので、熱中症に一度なると一定数の脳細胞が死んでしまう、そして脳の熱中症に対する耐性もどんどん弱くなっていくのが本当の恐ろしさなんです。

熱中症は軽症であればなっても大丈夫ではなく、可能な限りならない工夫をすることが必須です。

水分よりも睡眠を大切に

では具体的にどのようにして熱中症を避けるか?について方法を提示していきます。

大前提はエアコンの活用、十分な睡眠、お風呂に浸かる、栄養素を摂るがベースです。この書かれた順番に優先順位が高いので、とにかく涼しい環境で過ごしながら、よく寝て、ゆったりお風呂に浸かって、きちんと食べてください。

よく耳にする「水分補給」は、これらがきちんとできている上で行わないと、夏の暑さの前ではほとんど効果を示してくれません…。

寝苦しくて睡眠不足、暑くて湯船に浸かるのが億劫、食欲が落ちて軽食と水分だけで済ませるといった

ことの積み重ねがあって、そこに気温、湿度によるダメージが加わって発生することを忘れてはいけません。

暑熱順化

暑熱順化

1番効果的な熱中症予防法はまだ涼しい4、5月から運動などで汗をしっかりと出しておくことです。発汗をしておくことで、夏に篭りがちな熱を体外に発散しやすくなります。体を夏モードにしておくことを「暑熱順化(ショネツジュンカ)」といいます。

運動が苦手な方はお風呂やサウナでも代用ができますので、お風呂にゆったり浸かってください。

しかし、もう7月で暑くなってしまっている…なんて場合でもできる暑熱順化の方法があります。それはスパイスや香辛料の多い食材を摂ることです。

外気温と体温の差が小さくなると、不快指数も高まり、暑さに負けやすくなりますので、スパイスや香辛料を使って体内から温めて内外差を少しでも作り出すことで熱中症のリスクを下げることができると言われています。また体内から温まることで発汗作用が促進されて、体内に熱がこもっても汗で発散して熱がこもりにくくなります。

まとめ

基本は睡眠と水分補給。

決してスポーツドリンクや塩タブレットが第一選択ではなく、基本的な睡眠と水分が摂れている上で、さらに屋外での仕事を行う方が補給する栄養素としてお使いください。

そしてお風呂と栄養素をうまく使う。

シャワーだけで済まさずに湯船に浸かって汗を出す事とスパイスや香辛料を摂って汗を出す。

休日に銭湯に行ってサウナに入った後に、スパイスカレーを食べて帰るなんてコースも熱中症予防にはおすすめです。

兎にも角にも現代人はスマホやPCのおかげで、終わる時間のないエンタメが多いので睡眠が疎かになりがちです。自分が活動をしていくために必要な睡眠時間を死守することが、熱中症にならないための第一歩です。

今回の記事を参考にして、厳しい夏を無事に乗り越えてくださることを願っております。


はぎの台整骨院
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