こんにちは。

奈良県生駒市にあります「はぎの台整骨院」院長の松本です。

寒く長かった冬も終わり、ようやく春らしい気温になり嬉しい反面、患者さんからは「花粉症で鼻が…」という悲鳴をよく耳にします。

そこで今日はご自宅でも簡単にできる花粉症に対するセルフケアをお伝えしようと思います。最後まで読んでいただくと、当院での治療で効果が出るのか、あまり期待できないのかまでご判断いただけると思いますので、是非ともご一読ください。

星状神経節がコントロールセンター

花粉症と一言に言っても症状は千差万別です。

鼻水だけの人、くしゃみが止まらない人、眼が痒くて真っ赤な人、全部の人…と本当に個人差があります。さらに反応する花粉の種類もスギ、ヒノキ、ブタクサ。はたまたハウスダストといった花粉以外も花粉症のきっかけとなることもあり本当に多くの原因があります。

耳鼻科で検査を重ねても原因がハッキリしないなんてお悩みを聞かせてもらうこともあります。

本当に原因が分からないのは困ったものですが、実はどんな花粉であっても鼻や喉、眼の粘膜にくっつくと異物として体は排出する反応を起こします。

それがくしゃみや鼻水、涙なんです。通常の花粉量であれば一度や二度のくしゃみ、鼻をかむ、点眼で済みます。

しかしながら花粉の量が多すぎて、処理できるキャパをオーバーしてしまったのが花粉症と呼ばれる状態です。

これらのくしゃみ、鼻水、涙といった反応をコントロールしているのは星状神経節（頸胸神経節）と呼ばれる部分です。

星状神経節とは

星状神経節はおよそ喉の辺りにあります。下の写真では上から3本目の黒線付近に黄色い膨らんだ部分があると思いますが、そこが星状神経節となります。またこちらの写真では分かりにくいかもしれませんが、本来だと存在する皮膚や浅層の筋肉、血管を取り除いた図なので、カンタンに触ることのできない深い位置にあり、さらにはすぐ横には腕を動かす神経や血管がある非常にデリケートな場所になります。