こんにちは。
奈良県生駒市にあります「はぎの台整骨院」の松本です。
さて先週の土日を利用して岩手県盛岡市に柔術での技術指導とテクニックセミナーでお呼びいただきました。なかなか関西にいると東北地方まで足を運ぶ機会は少ないかもしれませんが、とてもいい所でしたのでご紹介させていただきます。
交通手段
奈良から行く場合は新幹線メインのルートか飛行機利用のルートかの2つになります。
新幹線でしたら京都から東京、東京で東北新幹線に乗り換えて盛岡というルート。旅行の経験があまりなく方向音痴の方にはおすすめですが、時間もお金も後者の場合よりもかかります。
飛行機だと伊丹もしくは関空から花巻空港に飛ぶのが1番早いです。ただし便が少ないので準備期間が長めであれば可能ですが、直前になったり時間の融通利かせたいなら便の多い大阪から仙台まで飛行機で行くのが間違いないです。その先は仙台空港から仙台駅は電車移動、仙台から新幹線で盛岡と乗り換え多めですが新幹線だけのルートより時間も早く、お金も安くおさまります。
今回は時間の都合で後者のルートで伊丹から仙台空港まで飛んで、電車と新幹線を使ったルートで行きました。

大阪空港内のTULLYSコーヒーでアサイーのセットを摂りました。アサイーボウルが流行る随分前から柔術家はアサイーを食べる習慣があったので、僕もかれこれ15年以上摂っていますが、最近は手軽に買えるようになって嬉しいです。
飛行機に乗ってしまえば60分ほどで仙台に着きます。

仙台は牛タンをはじめ、ずんだ餅、伊達政宗、楽天イーグルス、ベガルタ仙台とお土産や観光には困らない感じで東北の中心地といった場所でした。駅中も人が多くて駅外の風景も都会で賑わっていました。

東北新幹線はエヴァンゲリオンを彷彿とさせるカラーで目を奪われました。シートは3人と2人に分かれていて広々とした設計で快適でした。ここも60分ほどなので寝る間もなく到着です。
1日目の技術指導
盛岡駅にお迎えが来てくれていて、車で会場まで送っていただき到着。
早速着替えて準備をしていると早くも参加者の方が集まり出しました。皆さんのやる気と情熱を感じて、俄然やる気が出て燃えました。誰一人、時間に遅れることなく集まってくださり、とても気持ちよく時間が流れて終了となりました。

夜遅い時間でしたが会場のオーナーである佐々木さんにお食事に誘っていただき、三陸の海鮮を頂きました。舌鼓というよりは共通の話題で終始喋りっぱなしの時間でしたが、一瞬で時間が過ぎて行きました。当たり前の話ですが、海に近いエリアは海鮮のレべルが奈良とは桁違いでした。
高級店に行かなくても充分に美味しいお魚がリーズナブルにいただけて、話も弾んで、大満足して1日目は終了となりました。
2日目スタート
2日目はお昼前からの指導でしたが、個別に教えて欲しいという方がおられたので朝からプライベートレッスンという形でご指導をさせていただきました。とても熱心な方で会う度にプライベートレッスンをお願いしてくださるのですが、その都度レベルが上がっていてこちらも驚かされます。
今回は体づくりにも精を出されていて、以前よりも見違えるほど引き締まった筋肉質な体つきになっておられました。

そして本番の指導の時間には25名もお集まりいただき、大盛り上がりのうちに終了となりました。ただアンコールのように「もうちょっとやりたい」という声がたくさんあったので、オーナーさんのご厚意で予定よりも延長して行わせていただきました。
この日は北は青森、西は秋田、南は宮城と東北中からお集まりいただくこととなり感謝しっぱなしの一日でした。また皆さん地元の名品やお土産まで持参くださって本当にいい人ばかりでした。
本当にお心遣いありがとうございました。

なかなかご縁のない東北の方々とも繋がる事ができる「柔術」は、コミュニケーションツールとしても、またカルチャーとしても、とても有益であると再認識できました。ご参加くださった皆さん本当にありがとうございました。
盛岡の街を堪能
お仕事が終われば気の合う仲間と好きな事をして過ごすのが楽しみの一つ。特に旅の醍醐味と言ってもいいお風呂とお食事の部分だけご紹介させてください。
練習でかいた汗を流しに、お風呂屋さんに行きました。
今回は「ひづめゆ」さん
詳細は以下のリンクより
お風呂屋さんがあるエリアの地名「日詰」にちなんだ名前だそうで、馬の蹄ではなく地名が由来のお風呂屋さんでした。古い街並みの中で比較的新しい感じがする建物で、おしゃれな外装が目を引く地元でもおしゃれスポットのような場所だそうです。

肝心のお風呂はコンパクトながら必要なものが全て揃っていて居心地のいいお風呂でした。個人的にはサウナと水風呂、外気浴の動線が良かったです。
フィンランド式の本格的なストーブが設置しており、ロウリュウができるため湿度が高く温度は90度に行かないくらいなので、息苦しくなく比較的長い時間入っていることができます。そのため体の芯から温まることができました。
また壁面に木で作られた岩手山を形取ったライティングが間接照明になっていておしゃれでした。
またすぐ側にある水風呂は立って入れる深さがあり、半身浴でも全身浴でも対応できて使い勝手がよかったです。水風呂から出た所にはサウナマット置き場と常温で飲める水道もあり、痒いところに手が届く設計にやられました。
さらには外気浴も十分なベンチ数が設置されており、昼だとちょうど太陽光が漏れる設計でボーッと寝ていられる心地いい空間で動線が完璧でした。
盛岡の中心地ではないエリアですが、お車で移動ができる方でしたら是非とも行っていただきたいおすすめのお風呂屋さんです。またこちらのお風呂屋さんはタトゥーのある方も入浴できるそうです。
お風呂でスッキリしたら、次は動いた分の栄養素をチャージ。
お食事はオーナーのおすすめのお蕎麦屋さんに決定。
お店は「直利庵」さん
詳細は以下のリンクより
http://www.chokurian.com
明治時代から続く老舗の蕎麦屋さんで、岩手といえばわんこそば、盛岡冷麺、じゃじゃ麺と麺類文化が盛んな場所、そんな本場で長らく愛されてきたお味には自然と期待が高まります。
お店は昔ながらの木造の日本建築で店内には中庭まで設えてありました。
しかもこの中庭でイワナを飼育しており、水質の管理に使っているこだわりっぷり。イワナは水質が綺麗でないと生きていけない魚だそうで、イワナが暮らせるくらいの水質の水を濾過して料理に使っているそうです。
僕は今回オニオンそばと中華そばを頂きましたが、どちらも美味しすぎました。あまりそばを食べる文化のない関西人でもそば好きになってしまう、そんな美味しさでした。


どちらも素材の美味しさと調理技術だけで勝負できるので、余計なものは一切なし。シンプルな味付けが一番美味しいといった感じの一杯でした。味はもちろん、匂いも見た目も店内の雰囲気、接客とどこを切り取っても素敵で、ほっこりした気持ちになれるお店です。
他にもからみそば、たちこそば、あゆそば、たらぼそば、酒そば、舞茸そばなど聞いたこともないメニューがたくさんあったので、また必ずお伺いして違うメニューも食べてみたいです。今度は家族と来て、この味を共有したいと思えるお店でした。
忖度とか冗談なしでここのお蕎麦を食べるためだけに岩手まで行く価値があると思える、そんなお店でした。
盛岡の夜
お蕎麦屋さんで食事を終えたところで解散となり、あとは個人個人で好きに時間を過ごすことなりました。
盛岡の友人宅にお邪魔して挨拶を済ませた後は、せっかくなので地元の方と交流しようと大通りに繰り出しました。お酒は飲めないし体重調整の加減もあるので飲食にどっぷりは行けませんが、歩いてブラブラするだけでも楽しい街でした。
特にこの日は盛岡でロックフェスとちゃんみなのコンサートがあったようで、若い方がたくさん集まって盛り上がっていたのが印象的でした。
僕は写真も撮らずにただただブラブラと歩いては、道行く人に声をかけておすすめの店やお土産を聞いて周りました。地元の人と話すと地理的なトリビアや、有名店、出身の有名人などたくさんの生きた情報が得られて短時間でしたが大変有意義な時間でした。
帰宅の途につく
早めにホテルに戻ってゆっくりとお風呂に浸かって帰り支度をしてから寝ました。
朝の目覚めも良くてお部屋の掃除を軽くしてからチェックアウトしました。
実はホテルから盛岡駅まで歩いて移動しなければいけなかったので、昨晩はその下見という意味合いもありブラブラしていました。下見の効果もあり迷うことなくスムーズに駅まで辿り着くことができました。

帰り道に見えた岩手の象徴的な岩手山。東北の富士山とも呼ばれているだけあって綺麗なお椀型の山で標高はそんなに高くないものの荘厳な雰囲気を醸し出していました。
ちなみに岩手というな名前は、大昔に鬼が暴れていたのを治めた時に「もう暴れません」と岩に手形を押させたことが由来だそうです。これも夜ブラで聞き出した情報です笑
そんなトリビアよりも6月の快晴の日ですら、まだうっすらと山頂付近には雪が残っている事から、東北の冬の厳しさが伝わってきますね。いい時期に訪れることができてラッキーでした。
帰り道も遅延やトラブルなく帰って来ることができました。
9時前に盛岡駅を出て家に着いたのが14時だったので、うまくいけば5時間ちょっとで帰ってくることができるので、東北も思ったより遠くないですよ。
まとめ
今回はお天気にも恵まれ、人にも恵まれた二日間でした。
特に技術指導でこちらがお邪魔しているはずなのに、逆におもてなしをしてもらいまくって感謝に尽きる岩手旅になりました。ガイドブックやインスタで見る観光スポットもいいんですが、やはり地元の人のお店情報には敵いませんね。デジタル全盛な令和だからこそ、今回のような血の通った付き合いから得られる情報こそが、本当に必要とされているのかもしれませんね。
当たり前にデジタルコンテンツはやりつつ、大切な判断や選択はアナログに頼るといったバランスがこれからは大切になってきそうな気がしています。
今回、ご参加くださった皆さん、携わってくださった皆さん本当にありがとうございました。またさらに岩手を好きになったのでまた行かせてください。
はぎの台整骨院
〒630-0224奈良県生駒市萩の台1-2-2
TEL.0743-76-0030 完全予約制
9:00〜19:00(土曜は15:00まで)
水曜・日曜・祝日は休診
駐車場2台あり
*急患および往診応需、講演のご依頼も承ります
HP https://haginodaiseikotsuin.com/
Instagram https://www.instagram.com/makeyourbodymove