動きやすいカラダの作り方

こんにちは。

奈良県生駒市にあります「はぎの台整骨院」松本です。寒くなると一気に心もカラダが固まって運動の機会も減って、カラダが痛い、重い、だるいなど気になることが起きやすくなりますよね…そんな中でも最低限カラダが動きやすい状況でキープできるようにしておくコツを今回はお伝えしたいと思います。

Joint by joint

カラダがスムーズに動けるのは「近くの関節がお互いを補填しあう」というJoint by jointというはたらきのおかげです。

体を動かすのが好きな人もいれば、机に向かってじっと作業を続けるのが得意な人もいるように実は関節も得意不得意があります。たとえば股関節や足首は大きく動かすのが得意な関節ですが、腰はあまり動かない代わりに安定させるのが得意な関節です。

これらの動と静ともいえる関係が垂直方向に交互に配置され、お互いを補ってカラダはスムーズに動く仕組みが出来上がっています。

痛みのある関節の上下の関節を動かしてみる

今まで気になる場所を揉んだり、ストレッチしていた方、もしくは湿布を貼ったり、サポーターをしていても状況が変わらなかった方には今回の方法を是非とも試していただきたいです。

解剖学や運動学といった難しいことは抜きにして、気になる場所の近くの関節を動かしてみてください。

たとえば腰が気になるなぁと感じる場合は、お尻や背中を気持ちい範囲で動かしたり、マッサージしたりストレッチしてみてください。

あくまで一例ではありますが、お尻の動きが悪い状態が常態化して、その負債を腰がかばって補填していたら、結果的に腰がオーバーワークとなり痛み出したという可能性は大いにあります。不得意な動きを長期間やらせ続けるとガタが来るのは当然です。

いわば被害者ともいえる腰に「もっと頑張れ」と鞭を打つよりは、サボっている加害者側とも言えるお尻の動きを出してあげた方が効率的で公平ですよね。

もちろん「いや、腰が気になるのにお尻は関係ないんちゃうの?」と不安になる気持ちも分かります。が、それでも一度お試しいただきラクになったらラッキーくらいの感覚でいいのでやってみてください。

まとめ

もし今回ご紹介した近隣の関節にケアを行って、気になっていた場所の痛みや重さがマシになったなら補填関係のどこかにトラブルがあったと思われます。もし変わらなければ他に原因があるということが分かったので、消去法で別のアプローチを試してみてください。

大切なのは効果のないセルフケアを続けるのではなく、視座を広く高く持っていただきたいと考えます。寒くなって運動がしにくくなっても、全身の繋がりという視点を持ってマッサージやストレッチをしていただけると、セルフケアの効果がグッと上がると思います。

今回の文章で重たさや違和感が減って、より体を動しやすくなるヒントになれば幸いです。


はぎの台整骨院
〒630-0224奈良県生駒市萩の台1-2-2
TEL.0743-76-0030 完全予約制
9:00〜19:00(土曜は15:00まで)
水曜・日曜・祝日は休診
駐車場2台あり
*急患および往診応需、講演のご依頼も承ります


HP https://haginodaiseikotsuin.com/
Instagram https://www.instagram.com/makeyourbodymove